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スーパーや通販のズワイガニでは、本ズワイガニと紅ズワイガニと書かれることがあり、何が違うのかわからない人がほとんどだと思います。また、ただの『ズワイガニ』として書かれることもあって、なにがなんだかわからないけど、見た目はズワイガニだしほとんど同じものだろうと思う方が多いと思います。
しかし本ズワイガニと紅ズワイガニは全く違います。
本ズワイカニを裏返すと白いのが特徴です。
紅ズワイガニを裏返すと表面と同じ赤い色をしています。
このようにズワイガニをひっくり返すと赤いのが紅ズワイガニです。
表側だけを見ていると違いがわかりにくいのですが、裏返すと裏側だけでなく全体的に赤く紅色をしていることがよくわかりますし、脚も細いことがわかってきます。個体差の細さではない本ズワイカニの細さを
ただ色が違うだけこれらの違いではありません。美味しくて食べごたえがあり高級なのは本ズワイカニのほうだからです。
よく見ると本ズワイカニのほうが大きく太い脚で、紅ズワイガニのほうが細くて貧相です。実際に食べると紅ズワイガニは身が閉まっていなくて細いことが多いようです。安いズワイガニは裏返してみて赤くないか確かめてみましょう。
本ズワイカニは水深200~400mに生息しています。
紅ズワイガニは500~2700mという深海に生息する蟹です。
このようにズワイガニの種類としても違いますし生息する水深もまったく違います。
ズワイガニは生食用というものが売ってますよね。このように、本ズワイガニは生からボイル、焼き蟹まで色々食べ方があります。刺し身として食べるズワイガニは本ズワイガニだけです。
一方で紅ズワイガニは生で食べられることはあまりなく、基本的にボイルで茹で蟹として食べられます。
地域のブランド名をつけたズワイガニが多くなっています。これは当然質の高い本ズワイカニで一定のレベルを超えたもののみがブランド名をつけることが出来ます。
例としては、越前ガニ、加能ガニ、松葉ガニなどです。これらは贈答用にも知られていますし、地域ブランドの蟹として各地域が毎年PRを激化させています。実際に食べるとそれぞれブランドガニは本当に美味しくて食べごたえがあります。本ズワイカニが美味しくて高級(通常のもので1匹1万円以上する)な理由がよくわかります。
一方で紅ズワイガニも美味しいものは当然あり、兵庫県の香住漁港でとれる香住ガニという紅ズワイガニは逸品です。